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実写化作品が批判されちゃう理由は、見ている世界のリアルさが違うから

マツコ・デラックスがアニメ実写化への批判に持論「ダサい」 #ldnews
http://news.livedoor.com/article/detail/12201576/
マツコはアニメ原作の実写化作品が多いことに触れ、「もうさ、今、文句言う人はちょっとダサいよね」と発言。「こんなにいっぱいやってるんだから、小説と変わらないじゃんって。それくらいアニメや漫画の地位が上がったんだよって。だからカリカリしないでよって」と諭すように話した。


マツコ・デラックスさんがアニメ実車化批判に対する持論を話されたそうです。いま色々なアニメなどが実写化されていて、中には駄作も多く、またファンから見たら物足りない作品も多く、批判の対象になることについてです。

曰く、アニメの地位が上がったんだからカリカリしないで、ということです。私もそういうことでカリカリする人はダサいと思うことがあります。

でも、実写化作品を見て「なんだか物足りないなあ。実写映像になったのはいいんだけど、ちょっと足りないなあ」と思うことあるので、何とも言えない気持ちになります。

なぜ実写化は批判されるのか。映画の内容が人間の想像力に勝てないからだと思います。

人はアニメや漫画をありのままをみているわけじゃなくて、記号として見ています。漫画が記号なのは一般的に当たり前ですね。

記号をもとに膨らませた脳内の想像世界がとてつもなく大きくて魅力的だから、今の映像技術ではかなわないのではないでしょうか。


小説の情報量は、スマホでも数秒でダウンロードできるくらいです。500KBくらいでしょうか。

漫画は電子化したら1冊 60MBくらいでしょう。余裕で通信できます。

映画はブルーレイを基準にしたら50GBくらいで、ネットでやり取りするのが難しくなります。ローカルでコピーするのも一苦労というサイズです。単純に割り算したら漫画の9000倍くらいです。

それでも小説や漫画が勝つくらい想像で補っているのです。500KBの小説を読んだ世界を見た後で、実写化された映画を見るとチープすぎたり省略され過ぎたりして満足できないことが、自分の経験でもよくあります。

生身の人間が演じている映画は、想像で補えないということはないにしろ、ほとんどありのままの世界として受け取ってしまうんでしょう。

私は原作を知らない場合だと実写化を素直に楽しめる方(あとで原作を見ても違和感なし)なんですが、先に原作を見ていると純粋に実写化を応援できないことがあります。

同じようにPS4の普通のゲームよりスーファミの名作の方が面白くなってしまうのも、情報量で考えたら変な話です。かなりの部分を想像で補うことによって面白くなっているんだと思います。

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「かまいたちの夜」リメイク版に不満続出、イラストレーターが「申し訳ない」と謝罪する事態に 「あなたは悪くない」という声も - ねとらぼ 

このブログ記事を証明するようなニュースがありました。「かまいたちの夜」という名作ゲームがあります。キャラクターがシルエットなのが特徴のゲームです。リメイクするにあたってシルエットをイラストにしたら不満続出してしまったみたいです。

プレイヤーはシルエットを見ていたわけじゃなくて、めいめい各々好きなキャラを脳内で見てたんですね。誰がイラストにしても「想像と違う」ということになってしまうと思います。